天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
「我が女神…マリーよ。我に力を!アルテミアを倒す力を」

校舎の屋上に逃げたステイタスは、雨に打たれながら、天を仰いだ。



「無駄だ」

雨雲は、雷雲に変わり、稲光が天に走り、

雷鳴が轟いた。

雷の光に照らされて、天使の翼を広げたアルテミアが、上空から、ステイタスを見下ろしていた。

「お前は捨て駒だ」

アルテミアの言葉に、ステイタスは異常な程切れた。

「ふざけるな!我は、すべての魔物上にいる108の魔神の1人だ」

アルテミアは、鼻で笑った。

「魔神といっても、最弱クラスだがな!」

「な…」

「時空間を行き来できるのは、神クラスだけだ」

アルテミアは、トンファータイプのチェンジ・ザ・ハートをくっつけ、槍タイプにする。

「マリーが本気なら…どうして、ポセイドンやカイオウ…騎士団長クラスを送り込まない」

アルテミアの魔力が、上がっていく。

雷鳴の鳴る回数が、増えていき、

細い雷が、チェンジ・ザ・ハートに集まっていく。

「舐められてるのは、あたしの方だ!」

アルテミアの怒声が、突風を巻き起こし、

屋上にいるスタイタスを、校舎の手すりなどを切り裂く。

かまいたちだ。

「くらえ!A Blow Of Goddess!」






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