天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
「何だ!」
前線を下げ、結界を張っていた防衛軍は、
遠くから見える火柱と、遠く離れた結界を震わす程の魔力の余波に、騒然としていた。
「魔神の次は…女神だと」
簡易プレハブで作られた司令部の作戦室で、最高司令官は、頭を抱えていた。
「司令!」
作戦室のドアを開けた兵士に、司令官は諦めように言った。
「わかっておる…そう慌てるな。ここにある戦力では、女神を倒せん…逃げることもな…」
司令官は顔を上げ、椅子に深々と座り直した。
「我々は…女神のきまぐれを期待するしかないわ」
ここを見逃してくれるという…甘い期待だけ。
前線を下げ、結界を張っていた防衛軍は、
遠くから見える火柱と、遠く離れた結界を震わす程の魔力の余波に、騒然としていた。
「魔神の次は…女神だと」
簡易プレハブで作られた司令部の作戦室で、最高司令官は、頭を抱えていた。
「司令!」
作戦室のドアを開けた兵士に、司令官は諦めように言った。
「わかっておる…そう慌てるな。ここにある戦力では、女神を倒せん…逃げることもな…」
司令官は顔を上げ、椅子に深々と座り直した。
「我々は…女神のきまぐれを期待するしかないわ」
ここを見逃してくれるという…甘い期待だけ。