天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
「は!」

砂浜に足を取られることもなく、打撃を叩き込むティアナに、マリーは翻弄される。

「マリー!」

突然、ティアナの後ろの砂が爆発し、マグマを伴って、ネーナが現れた。

「炎の女神!」

女神の一撃の威力が治まったので、ジャスティンとクラークは結界を解いた。

うわさに聞く2人の女神を、一度に見るなんて。

興奮しているジャスティンとは違い、クラークは冷静に、

「隙を見て、近づくぞ。女神を倒すチャンスだ」



「モード・チェンジ」

ティアナはチェンジ・ザ・ハートを、剣に変えた。

後ろから、襲いかかってくるネーナを切り裂いた。

「な」

絶句するネーナの体が、凍る。

ライトニングソードは、冷気を帯びたソードに変わっていた。

「今だ!」

クラークの掛け声で、2人はネーナのそばにテレポートした。

「貰った」

クラークの影切りが、ネーナを切り裂こうとした。

ジャスティンは補佐に回る。

しかし。

「な、舐めるなあ!」

痛みと自尊心を傷つけられた怒りが、マリーの体があらゆる方向に向けて、氷柱が放たれた。

それは、クラーク達より速い。

「うわああ」

クラークは、氷柱の接近に気づいた。

「モード・チェンジ」

ティアナは、風よりも速く動き、クラーク達の盾になる。

殆どは、鎧で防いだが、何本かは、体に突き刺さった。

「先輩!!!」





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