天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
次々と戦士達を殺すー元ブラックサイエンスだったゾンビ達。

よく見ると、片手だけの者もいる。

「モード・チェンジ!」

近づいてきたゾンビが、ドラゴンキラーで、ロバートを袈裟切りにしょうとした瞬間、エメラルドグリーンの光が溢れ、その中から、サーシャが現れた。

ドラゴンキラーで、ゾンビの攻撃を受けた。

「みんな…」

顔を伏せながらもサーシャは、ゾンビのドラゴンキラーを押し返す。

そして、相手のドラゴンキラーを力任せに跳ね上げ、バランスを崩したゾンビの腹に、蹴りを入れた。

ゾンビは吹っ飛び、尻餅をついた。

それを見たゾンビ達は、ドラゴンキラーを構え直し、左右に連携して、散らばった。

尻餅をついたゾンビも、連携に加わった。

「キラーズアタックか…」

顔を上げたサーシャの顔は、涙でぐしゃぐしゃになっていたが、目は鋭かった。

ゾンビの数は六人。

三人一組で列を作り、左右から、サーシャに襲いかかる。

サーシャが、どんな動きをしょうと、左右を蹴散らそうと、後ろがすぐに対応する。1人の敵に対して、卑怯な攻撃だが…

必殺を目的としたいたブラックサイエンスには、当然の攻撃だ。

(この技を破るのは、至難の技…だけど…)

サーシャの瞳が、エメラルドグリーンに輝き、体を構成する骨や、細胞が変わった。

「御免」
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