天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
砂の世界
「時の狭間…」

夜になり、ベットの中で眠りについた僕は、ブルーワールドに来ていた。

防衛軍の西駐屯地がある街の外れに、僕とロバートはいた。

僕は、今日聴いた歌声と言葉を、ロバートに相談していた。

ロバートは、右手を顎に当て、考え込む。

「歌声は…俺も聴いたんだが…時の狭間…」

「呼んでたんた…僕を。そこに来いと」

僕には、あの歌声が呼んでいるように、感じていた。

ロバートは、首を捻り、

「呼んでいたとしても…時の狭間とは、一体…」

僕も考え込むが、わからない。

2人して、ため息をつくと…、

「行ってみたらいい」

ピアスから、アルテミアが言った。

「え?」

僕は、横目で見えなくてもピアスの方を見た。

ロバートも、ピアスを見ていた。

「折角の誘いだ。時の狭間に行こうぜ」

アルテミアの言葉に、ロバートは驚きながらきいた。

「それは、どこですか?」

「多分…」

2人は、アルテミアの言葉を待った。

「宇宙よ」

「宇宙!?」

僕と、ロバートは天を見上げた。

「赤星!」

僕は、空を見上げながら、頷き、

「モード・チェンジ」

左手につけた指輪から、光が溢れ、僕はアルテミアと入れ代わった。




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