天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
「サーシャ!」
ロバートは、サーシャが崩れ落ちた所に、駆け寄ろうと走り出した。
サーシャだった砂の塊を、横合いから現れた蘭丸が、蹴り崩した。
「蘭丸!」
ロバートの怒りの声が、こだまする。
「フン!お前は、死んだ女に、執着し過ぎだ」
「あんたには、わからん!」
「どうかな?」
蘭丸は、口元を緩めた。
「装着!」
走るロバートの体に、砂が纏わりつき、ミサイルアーマーに変わる。
「ファイヤー!」
両手、両肩、背中に付いたミサイルポットから、全弾発射された。
「たった1人の女の為に…地位も名誉も捨てる」
蘭丸の手から、鞭が飛びだす。
「ある意味…私に近いか…」
鞭は、円を描くように回転し、やがて螺旋状になる。
新体操のリボンを回してるように。
四方から、迫り来るミサイルは、すべて吸い込まれるように、鞭によって、撃墜された。
巨大な火花が飛び、炎が砂になり、雨のように落ちてくる。
そして、地面に落ちる刹那、砂は形を変え、無数のナイフのようになり、
ロバートめがけ、飛んでくる。
「何!」
驚いたロバートは、反射的に結界を張ったが、
ナイフは、結界をいとも簡単に貫いた。
ロバートは、サーシャが崩れ落ちた所に、駆け寄ろうと走り出した。
サーシャだった砂の塊を、横合いから現れた蘭丸が、蹴り崩した。
「蘭丸!」
ロバートの怒りの声が、こだまする。
「フン!お前は、死んだ女に、執着し過ぎだ」
「あんたには、わからん!」
「どうかな?」
蘭丸は、口元を緩めた。
「装着!」
走るロバートの体に、砂が纏わりつき、ミサイルアーマーに変わる。
「ファイヤー!」
両手、両肩、背中に付いたミサイルポットから、全弾発射された。
「たった1人の女の為に…地位も名誉も捨てる」
蘭丸の手から、鞭が飛びだす。
「ある意味…私に近いか…」
鞭は、円を描くように回転し、やがて螺旋状になる。
新体操のリボンを回してるように。
四方から、迫り来るミサイルは、すべて吸い込まれるように、鞭によって、撃墜された。
巨大な火花が飛び、炎が砂になり、雨のように落ちてくる。
そして、地面に落ちる刹那、砂は形を変え、無数のナイフのようになり、
ロバートめがけ、飛んでくる。
「何!」
驚いたロバートは、反射的に結界を張ったが、
ナイフは、結界をいとも簡単に貫いた。