天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
かかと落としから、回し蹴り、右足から左足。
足技を基本にして、アルテミアの攻撃はすべて、雷を纏っていた。
蹴りを放つ度に、稲光のような閃光が走った。
しかし、ポセイドンは、それらを余裕で、受けとめていた。
しかも、片手で。
「軽いわ!この程度の蹴りで、我に勝てると思っておるのか」
空中で、回転し、高角度から、蹴りを放った後、アルテミアは水面に着地した。
そのまま、二人は…何事もなかったかのように、動きを止めた。
水面が水平になり、周囲が暗闇を取り戻すと、
ポセイドンは口を開いた。
「フン。黒髪か…」
ポセイドンの知るアルテミアは、母親ティアナと同じ…美しいブロンドだった。
「今は、父親の方の血が、濃くなっているということか……しかし!」
ポセイドンの手に、いつのまにか巨大な青竜刀が、握られていた。
「人の子が…例え、魔王の血をひいてようようが…所詮、人の子よ」
ポセイドンは、青竜刀をアルテミアの方に向けて、振り落とした。
アルテミアはほんの少し、体を横にして、衝撃波を避けた。
泉の水が裂け、底を歩ける程の道ができ、
その道は、泉の外、遥か彼方の山をも、真っ二つにした。
西園寺は、息を飲んだ。
(なんなんだ…この戦いは)
レベルが違った。
「フン!」
アルテミアは後ろを振り返ることもなく、ただポセイドンを見据えた。
そして、無言で青竜刀を指差すと、人差し指を動かし、もう一度、刀を振るうように示唆した。
「貴様!舐めてるのか!」
アルテミアの態度に、激怒したポセイドンは、青竜刀を大きく振りかぶった。
「望み通り!今度こそ、真っ二つにしてやるわ」
ポセイドンが刀を、振り落としたと同時に、アルテミアの手に、氷でできた槍が握られた。
そして、ポセイドンの振り下ろした後、少しずらして、槍を振り下ろした。
足技を基本にして、アルテミアの攻撃はすべて、雷を纏っていた。
蹴りを放つ度に、稲光のような閃光が走った。
しかし、ポセイドンは、それらを余裕で、受けとめていた。
しかも、片手で。
「軽いわ!この程度の蹴りで、我に勝てると思っておるのか」
空中で、回転し、高角度から、蹴りを放った後、アルテミアは水面に着地した。
そのまま、二人は…何事もなかったかのように、動きを止めた。
水面が水平になり、周囲が暗闇を取り戻すと、
ポセイドンは口を開いた。
「フン。黒髪か…」
ポセイドンの知るアルテミアは、母親ティアナと同じ…美しいブロンドだった。
「今は、父親の方の血が、濃くなっているということか……しかし!」
ポセイドンの手に、いつのまにか巨大な青竜刀が、握られていた。
「人の子が…例え、魔王の血をひいてようようが…所詮、人の子よ」
ポセイドンは、青竜刀をアルテミアの方に向けて、振り落とした。
アルテミアはほんの少し、体を横にして、衝撃波を避けた。
泉の水が裂け、底を歩ける程の道ができ、
その道は、泉の外、遥か彼方の山をも、真っ二つにした。
西園寺は、息を飲んだ。
(なんなんだ…この戦いは)
レベルが違った。
「フン!」
アルテミアは後ろを振り返ることもなく、ただポセイドンを見据えた。
そして、無言で青竜刀を指差すと、人差し指を動かし、もう一度、刀を振るうように示唆した。
「貴様!舐めてるのか!」
アルテミアの態度に、激怒したポセイドンは、青竜刀を大きく振りかぶった。
「望み通り!今度こそ、真っ二つにしてやるわ」
ポセイドンが刀を、振り落としたと同時に、アルテミアの手に、氷でできた槍が握られた。
そして、ポセイドンの振り下ろした後、少しずらして、槍を振り下ろした。