天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
一瞬にして背後に回られると、僕は回転し、剣を振るうが、次元刀で受けとめられた。

「私も、お前と同じさ」

「く!」

ライトニングソードに力を込めると、クラークは口元を緩め、

「いいのか?明菜を、これ以上傷つけて!」

次元刀に力を込める。

「明菜に、何をした!」

ライトニングソードを離し、トンファータイプに変えると、クラークに襲い掛かる。

「鍛金術の一つさ!人を金属に変える。この女は、次元を、越える力を持っていた。だから、次元を切れる剣に、変えたのさ!」


「人を、何だと思っている!」

トンファーから槍へ、チェンジ・ザ・ハートを変える。

クラークは、その攻撃も避け、

「愛しいよ」

ジャンプすると、僕を飛び越え、後方に着地した。

「あまりにも弱く…あまりにも脆い…だから、強くなろうともがく」

クラークは、空中に浮かぶブラックカードを引き寄せ、握りしめると、

「だけど…強くなれば…もう人ではないのにな…」

次元刀を、地面に突き刺し、

「こいつをもとに戻すには、俺の心臓の血を、注がなければならない」

「何!?」

「お前にできるか?私を殺すことが!」

クラークは、次元刀の横をすり抜け、一歩前に出た。

「お前が、人類を導く者なら…」

クラークは、着ていた上着を脱いだ。

そこに現れたのは、無数の鱗のようなものに、覆われた皮膚。

絶句する僕に向かって、クラークは言った。


「モード・チェンジ」



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