天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
僕は、手を天に向けた。


「アルテミアと……ライをよろしくね」

僕は、上げた手を地面に向けて、振り落とした。

「そして……すべての人に、太陽を与えてあげて…。希望という太陽を」



雷空牙……星の鉄槌が、振り落とされた。

格納庫を守る結界をも、破壊して……鉄槌は突き刺さった。


「ありがとう……」

これが、ティアナの最後の言葉になった。

カードシステムを破壊して以降…僕は二度と……ティアナの声をきくことはなかった。


僕は、星の鉄槌を落とした後……すぐにその場から離れた。


最後の戦いに挑む為に。

それは、絶対に負けられない戦いだった。


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