天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
「き、貴様!」
燃え尽きていく西園寺を見送る僕の後ろから、レイラが剣を振り上げて、飛び掛かってくる。
僕はそれを、振り返らずにシャイニングソードで受け止めた。
「あんたは…」
僕は後ろを振り向かず、唇を噛みしめ、目をつぶった。
聞こえてくる声は、ティアナと一緒だ。
だけど、違う。何もかもが違う。
「違う!」
僕は後ろに下がり、膝打ちをレイラのボディに食らわし、そのまま体勢を変えると、剣の柄で、レイラの顔を殴った。
「こいつは、ティアナではない!」
僕は、前にいるライを睨んだ。
「それが、わかっているのに、アンタは殺せない!愛する人の体だったからか?生き返ったところで!ティアナさんじゃない!」
僕の目に、涙が溢れた。
「だから、言っているだろ!あたしは、ティアナじゃないっさ!」
レイラの持つ剣が、ライトニングソードそっくりになる。
雷鳴を纏い、僕の頭上に向けて、振り落とす。
「あんたは、愛する人を侮辱している」
僕は、ライを睨み続けた。
「死ね!」
振り落とされた切っ先を、僕は受け止めた。
指一本で。
「なっ」
絶句するレイラの体を、受け止めた人差し指から出る炎が、螺旋のようにレイラに巻き付いた。
「さようなら……ティアナさん。約束を果します」
僕は、シャイニングソードを、片手で一回転させた。すると、シャイニングソードは、ライトニングソードに変わる。
「ライトニング!ブレイク!」
ライトニングソードを回転させて、ドリルのようにして、僕は空中で止まっているレイラに、突き刺した。
炎の回転と、雷鳴のドリルが、レイラを破壊する。
「あ、あたしは……」
消え去る瞬間、レイラの目に…磔にされたアルテミアと、玉座に座るライが映った。
「アルテミア…」
レイラの瞳から、一筋の涙が流れた時……レイラは消滅した。
燃え尽きていく西園寺を見送る僕の後ろから、レイラが剣を振り上げて、飛び掛かってくる。
僕はそれを、振り返らずにシャイニングソードで受け止めた。
「あんたは…」
僕は後ろを振り向かず、唇を噛みしめ、目をつぶった。
聞こえてくる声は、ティアナと一緒だ。
だけど、違う。何もかもが違う。
「違う!」
僕は後ろに下がり、膝打ちをレイラのボディに食らわし、そのまま体勢を変えると、剣の柄で、レイラの顔を殴った。
「こいつは、ティアナではない!」
僕は、前にいるライを睨んだ。
「それが、わかっているのに、アンタは殺せない!愛する人の体だったからか?生き返ったところで!ティアナさんじゃない!」
僕の目に、涙が溢れた。
「だから、言っているだろ!あたしは、ティアナじゃないっさ!」
レイラの持つ剣が、ライトニングソードそっくりになる。
雷鳴を纏い、僕の頭上に向けて、振り落とす。
「あんたは、愛する人を侮辱している」
僕は、ライを睨み続けた。
「死ね!」
振り落とされた切っ先を、僕は受け止めた。
指一本で。
「なっ」
絶句するレイラの体を、受け止めた人差し指から出る炎が、螺旋のようにレイラに巻き付いた。
「さようなら……ティアナさん。約束を果します」
僕は、シャイニングソードを、片手で一回転させた。すると、シャイニングソードは、ライトニングソードに変わる。
「ライトニング!ブレイク!」
ライトニングソードを回転させて、ドリルのようにして、僕は空中で止まっているレイラに、突き刺した。
炎の回転と、雷鳴のドリルが、レイラを破壊する。
「あ、あたしは……」
消え去る瞬間、レイラの目に…磔にされたアルテミアと、玉座に座るライが映った。
「アルテミア…」
レイラの瞳から、一筋の涙が流れた時……レイラは消滅した。