天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
「だけどさ……」

アルテミアは、止まった。顎に手をあて、

「赤星…お前…。ライとこにいくなって言うけど……このままでいいのかよ?あたしと融合していて」


「……」

僕は、答えに詰まった。

「このままでいいのか?」


「そりぁあ…」

僕は、アルテミアとずっと一緒なのは、嬉しい。

だけど、アルテミアと手を繋いだり、アルテミアに触れることはできない。

「いずれは……別々になりたいけど…」



「いやだね」

アルテミアは、舌を出した。

「えええええ―っ!」

そのこたえに、僕は驚いた。



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