「部活~ウチらバスケ部~番外編」    佐紀、二十歳

入学式が終わると、カリキュラムを組んだり
語学を選択したり、履修届を出したりと、
結構忙しい。

大学は、高校と違って、単位制である。

高校も本来は、単位制であるが、
ほとんどが必修単位であり、
選択の範囲は、ほとんどない。

しかし大学は、いろんな選択科目があり、
その中で、必要な単位数を取ればよかった。

だから、自分の好きな科目を
受ければいいのだが、
何を取ればいいか、迷ったりもした。

しかし、バスケ部の先輩が、
いろいろ教えてくれたお蔭で、
スムーズにカリキュラムを
組み終える事が出来た。


  「とにかく、1、2年生の内に、
   たくさん単位を取っておくと、
   後が楽だからね。

   詰め込めるだけ、詰め込んでおきゃ
   いいんだよ」


それらの事が一段落して、
学生生活も軌道に乗った頃、
佐紀は、祐太に電話をしてみた。

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