「部活~ウチらバスケ部~番外編」 佐紀、二十歳
次の日の朝。
伯母さんが、佐紀の部屋の前に立つと、
中に、声をかけた。
「サキちゃん、学校、遅れるわよ。
今日は、休みなの?」
中から、返事は無い。
「サキちゃん、入るわよ」
中に入ると佐紀は、ぐっすり寝ていた。
伯母さんは、佐紀の肩を揺すり、
「サキちゃん、今日、学校無いの?」
すると佐紀は、パッと目を開け、
ガバッと起き上がった。
そして、時計に目をやると、
「ヤバい、もう、こんな時間!
あっ、課題」
佐紀は、あわてて、支度を始めた。