「部活~ウチらバスケ部~番外編」 佐紀、二十歳
梨沙は、その場に残り、
「オバさん、今日、
泊めてもらっていい?」
梨沙は佐紀を見て、
一人にはしておけないと、思っていた
「あら、いいわよ。
じゃあ、支度するわね」
佐紀のお母さんは、部屋を出る時、
「リサちゃん、ありがとう。
サキのこと、頼むわね」
そういって、出て行った。
その晩梨沙は、佐紀とは、
ほとんど話すことは無かったが、
ずっと側にいて、見守っていた。
佐紀も、梨沙がそばにいる安心からか、
スッと、眠りに入った。