「部活~ウチらバスケ部~番外編」 佐紀、二十歳
佐紀は、バスケットに打ち込んだ。
祐太が大好きだったバスケット、
そのバスケットをすることによって、
祐太との繋がりを、感じたかったのだった。
バスケットをしている時は、
全てを忘れることが出来た。
しかし、それが終わると、否が応でも、
祐太の事が浮かび上がって来る。
しかし佐紀は、
それを客観的に見る事にしていた。
祐太の事を思いだすと、どうしても一緒に
事故の事を思い出さざるを得ない。
だから祐太の事を、少し離れた所から見て
事故を思い出さない様にしようとしていた。