黒華
「優しいよ、姫華凛ちゃんは。」
・・・優しく、無い。
ぁ。
白い、ワンピース?
・・・?
ピンクのレース?
これからの服?
・・・、何で、ドレス?
「似合うかな~。」
「何で?こんなの。」
「姫華凛のため、だよ。買ってきた。」
「・・・ありがとうございます。」
・・・ふわふわ、か。
悪いけど、一生着たくないな、
「あ、これあとで、持っていくね。部屋に戻ろう。」
「うん。」
「欲しいモノ、ある?」
・・・猫か、ピアノか、ハープがいいな。
琴とかも、挑戦してみたいな、とか。
でも・・・。