黒華



「優しいよ、姫華凛ちゃんは。」



・・・優しく、無い。


ぁ。


白い、ワンピース?


・・・?


ピンクのレース?


これからの服?


・・・、何で、ドレス?


「似合うかな~。」


「何で?こんなの。」


「姫華凛のため、だよ。買ってきた。」


「・・・ありがとうございます。」


・・・ふわふわ、か。


悪いけど、一生着たくないな、


「あ、これあとで、持っていくね。部屋に戻ろう。」


「うん。」


「欲しいモノ、ある?」



・・・猫か、ピアノか、ハープがいいな。


琴とかも、挑戦してみたいな、とか。


でも・・・。


< 101 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop