黒華



公園に居る人皆楽しそうにしていて、いいなぁ、って。


「ちょっと待ってて。」


と、真紅さんは何処かに行った。


「ねぇ、この子は誰?」


男の子・・・?


「あ、昨日言った姫華凛!」


美雪が答える。


「ヒカリちゃんね、僕リオウ。よろしく!!」


「・・・僕は、レン。・・・よろしく。」


・・・。


「・・・よろしくね。リオウ君と、レン君。」


・・・男の子と初めて話した。


「なぁ、サッカーしようぜ~!」


「うん!!」


「ヒカリちゃん!!」


腕を引かれる。


そして、光が手にあたって痛い


「・・・どうしたの?」


真紅さんっ・・・!


「何してるの?」


私の手は赤くなっていて、


「姫華凛!!」


男の子が手を離す。


「・・・?」


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