黒華



「ヒカリちゃん?・・・サッカー、しないの?


「あ、ごめんね。ヒカリは、サッカーできないんだ。」


真紅さんが私の手をジュースにあてて冷やす。


赤みが引いていく。


「・・・、うん。分かった!!」


タタタッ


リオウ君が美雪とレン君の所に走っていく。


「大丈夫?」


・・・。


「大丈夫、です。」


「姫華凛。」


白いな、肌。


もうほとんど直ってる。


アルビノ、嫌だな、


唇ですら白い。


目も青い


白、か_____________


苦しい、な。


手より、



心の方が痛いな、


・・・、


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