黒華
3章
ヒナside
それからすぐに土曜日になった。
私とヒマは7時ちょうどに着いた。
7時を少し過ぎると黒美さんが来て。
「ごめんねっ、遅れた?」
あと、この前の人も居た。
「遅れてなんか無いわ。コイツらが呼び出したのよ?多少遅れても問題ないわよ。」
すると吏王が舌打ちした。
それを聞いて、
「あら、相変わらずのバカが居るわ。こんな朝から私達を呼び出しておいて文句をいうの?全く成っていない総長さんね。ねぇ、征?」
「相変わらず毒舌だねェ、由美チャン。さぁ、二人共。どーぞ。」
ふん、と言いながら座る由美さんと黒美さん。