黒華



ぐいッと腕を引かれる。


「ちょっと待てよ。お前、何するかわかんねえ。」



「えぇ?なにもしませんよぉ。私、ちょっとお話があるのでぇ。」


「ここで話せ。」



「キスしてくれたらいいですよぉ?」


黙ったコイツ。


「行こう?」




「あ、ちょ」


バタン


扉を閉めて話しかける、


「ヒマ、ど「ごめん。関わりたく無くって。」・・・あぁ!!そういうことね!!」


物分かりがいいね、ヒナ。


「だから、言わないでね。」


「うん、ほんと、何かと思った。」



それで、どうしたの?と続けるヒナ。




「ヒサの病院に行ったら、私、用があるから直ぐに出かける。」



「うん。あと、龍斬には、あまり関わらない方がいいかな?」



「え?」


「いいや、何にも無いよ。。」


心配しなくてもいいのに





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