黒華
ピッ
ガーッ
9のボタンを押す。
はぁ、緊張するー。
ピーンッ
ガーッ
入る前に深呼吸する。
ノックをして返事を待つ。
「入れー。」
「失礼します。」
黒美も由美も先に来ていて。
ギィッ
「北野君、黒さんから話は・・・。」
「はい。」
「それの台本だ。あと、明後日からドラマの撮影がある。」
・・・明後日?
早ッ、
「だから、練習しておいてくれ。」
「はい。」
「白さんも初めてのドラマで緊張するかもしれんが、頑張ってくれ。」
「はい。」
黒美が返事をする。
・・・高校が舞台なのか。
くそッ、
あー、楽しみー。