黒華


はい!!


って言って相馬さんは、由美と一緒に公園に行った。


「姫華凛さん、髪の毛、染める?」


・・・


「うん。」


「茶色?黒?」


「茶色が、いいです。」


・・・由美が、言ったから。


「分かった。俺が染めるから、きて。」


「はい。」


・・・優しいな。


「あ、あのっ、」


「どうしたの?」


「黒って、白が混じると、グレーになるんですか?」


「・・・うん。多分、ね。今の美雪見たいな感じ、かな。」


由美・・・?


「ありがとう、ございます。」


「あ、此処だよ。」


そこは、黒系統の部屋で。


アルビノの私は浮いて見えた。


ポンポン

「僕の膝の上、おいで。」


「・・・。」



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