Forever kiss
美憂がお風呂に入っている間、修二は考えていた。

今まで修二は、誰かを本気で愛した事が無かった。

誰かを愛する気持ちが、くだらないとさえ思っていた。

だから、彼女達が自分を好きだと言う事が、あまり実感が無く、信じられ無かった。

いつも、一緒にいる彼女達を不思議に思っていた。

一体、俺のどこを好きなのか?と。

もしも、俺が女なら、『修二』という男と付き合いたくない。

修二自身、自分をあまり好きじゃなかった。

だから余計に、俺を好きだと言う彼女達を疑問に思っていた。

きっと修二が誰かを本気で愛する事が出来なくなったのは、あれが原因だと思っていた。

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