ランニングコース 〜君の愛のこもったLoveLetter〜1


「おー、ナイッシュ!」

伊川さんは拍手して褒める。

そして、続けて…。

「伊織はね、寂しがり屋なんだ。でもな、伊織なりに俺のサッカーを分かってくれているし、何もデートしたいなんて言ってこない。まぁ、たまに毒だけど」

そう言って苦笑いを零しながら蹴ったボールはゴールポストに当たったものの。

勝手にボールがコロコロとゴールに。

「「すげぇー」」

俺と伊川さんは笑い合った。

「…集合っ!」

「「はい!」」

監督が少し話した後に、とこかに行ってしまった。

「5時か…」

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