ランニングコース 〜君の愛のこもったLoveLetter〜1
シャカシャカ音のなるような紺の黄緑色のラインの入ったジャージを着ている。
男の子は困った顔をして、周りを見ている。
た、助けなきゃ…!
あたしは急いで一階に行って、誰もいないリビングを通り…。
キッチンに向かう。
そして、さっき沸かしたばかりのお湯の入っているポットを持って玄関に。
今日から一週間…誰もいないんだっけ?
あたしはドタバタと駆け出す。
薄着なのを忘れて飛び出して居た。
「だ、大丈夫!?お湯で溶けると思うんだけど…!熱かったらごめんね!」
あたしは男の子を一回も見ることなく、雪にお湯をかける。