ランニングコース 〜君の愛のこもったLoveLetter〜1
「一目惚れ」ってやつかもしれない。
背は高くて…、優しいフェイスをもつ男の子が…。
好きになってしまったかもしれない。
あたしの顔は、氷のような灰色の雪には似合わない位真っ赤だった。
あたしはそれからと言うもの、窓から彼が走っている姿を見るのが日課になった。
あ、今日は青いジャージだ。
名前の知らない男の子にどんどんどんどん惚れていく。
イタいな、あたし。
でも…好きになっちゃったんだから、しょうがない。
彼は、彼女がいるかもしれないし…。
…って、毎日6時にココに着くし。