アイシテル
『寝てたよ
けどきみがつまんなさそうだったから
てか、口悪いなー
もっと優しくしてよ!』
あれ?
あたし、心の中で呟いたつもりなのに
まっいっか
てか、何でやさしくしないといけないの
彼氏じゃあるまいし
『うっさいなー
どうだっていいじゃん
てか人に聞く前に自分が誰か名乗れば?』
『ごめんごめん!
やっぱりそうだよな!?
俺の名前は…‥
空!
よろしくな!
あや♪
』
えっ?
今…なんて?
何であたしの名前知ってんの?
その前に…‥
《空》
って…‥?
あたしは驚いて何も言えずにただじっと空を見ていた
『なんだよ!
俺のことわすれちゃったの?!
あーや♪』
空って…
「あの」空なんだ
『久しぶり♪
あや!』