声が出なくても〜その想いは、ココロで届く〜

晴山 聖也

晴山 聖也くん。
私と同じ、高校1年生。バスケ部のレギュラー。1年でレギュラーって本当にすごいと思う。本人の血の滲むような努力が今の晴山くんがあると思う。

放課後になり、私は"ある場所"にいく。


ダンダンッ

シュッ、バシュッ


ある場所とは、晴山くんが練習してる体育館。

私はずっと、晴山くんの練習してる所を見ていた。

晴山くんがボールを持って、狙いを一点に定める。

目がちがう。

シュッ

バシュッ

晴山くんがスリーポイントを決めた。


……すごい。

晴山くんの綺麗な顔に汗が伝う。

大きな切れ目、鼻の高い鼻筋のとおった鼻。シャープなフェイスライン。180cmはあるだろう、高い背。体格も細くて実は、ついているところについてる、筋肉。

晴山くんは、モテる。今日はバスケ部が練習やすみ。バスケ部は、練習が普段からきついと聞く。なのに、晴山くんは…。

「あのっ!」

体育館に可愛らしい人が入ってきた。

「わたし、ずっと晴山くんが好きでした」

…やっぱり。

「……ごめん。」

晴山くんは、優しくて悲しそうな顔で告白を断った。

「きいてくれて、ありがとう」

その人は、去って行った。

ものの数分だった。

すごいな。さっきの人は。

私は、面識すらないのに。
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