嘘の信頼
第一章
私は死んだ。学校の屋上から飛び降りた。
ストレスだのいじめだのそんなのは無かった、ただ嘘をついて誰かの信頼を得るのに疲れただけだ。嘘をつくなんて最低だ、と言う偽善者もいると思う。しかしそんな奴らに限って平気で嘘をつく。本当にいい人は自分が嘘をついていると分かってるから最低とか、なんで嘘なんかつく、とかくだらない事は言わない。ただ回りに頷いている。私もその中の一人だった、だけどどうしても嘘をつく事を止められない、今止めたら全ての嘘がばれ今までの信頼が無くなってしまうからだ。そんな事を恐れて私は死んだのかもしれない。ほんとの所なんで死んだのか自分でも分からない、ただひとつ分かることは一度嘘をつくと二度と戻ることは出来ないと言うことだ。
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