風は纏う
香る




「うお、寒いな。まだコートが必要だったか、、」


仕事帰り、一人コンビニの袋をぶら下げ、川沿いを歩く。


人びとが少し陽気になる春。
春と呼ぶにはまだ少し風は冷たいが。


風は季節を告げる。
時に想いや香りをのせて------






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「ねえ、恭ちゃん。、、、好き。ごめんね。」


あの日僕は初めて君の涙を見た。

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