Little Love
想われてるって、よくわかった。
「美月は可愛いの。認めな」
「ん…ゃあ」
「じゃあ、ありがとうって言いな。ね?」
「うん」
あたしを変えていくのは、いつだって惟月。
悲しくさせるのも、喜ばせてくれるのも…。
「美月…かわいい」
優しいキスが瞼の上に落ちてくる。
惟月のキスはすごく好き。
好きって気持ちがあたしの中に入ってくるみたい。
「…ありがとう」
笑いながら言った。
そしたら惟月は顔を真っ赤にして、唇にキスをした。