Little Love



「っ…美月!!」


あたしを呼ぶ声が聞こえたけど、走り出した。

だって…要ちゃんが、聞いてたかもしれないのに。

あたし、何てこと言っちゃったの?

バカだ…ッ!!!!


「美月!どこ行く気だ?!」

「っ…ぇ、!?」


手首を掴まれて我に返った。

あたしが居たのは、明らかに裏路地だった。


「ぁ…」


気まずいけど、振り返れば息を乱してない惟月が居た。

さすがサッカー部…。


「美月…さっきの、」



< 145 / 198 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop