Little Love
「美月ちゃん…俺じゃ、だめなの?」
「え…??」
目を叉牙くんに移すと、とても真剣な叉牙くんがいた。
今叉牙くんは…何て言ったの??
その言葉は…どうゆう、意味…??
「俺は…ずっと美月ちゃんだけ、好きだよ…っ」
「―――ッ!」
――知ってしまった 叉牙くんの気持ち
あたしのことなんて、もう…忘れてると思ってたのに。
もしかして叉牙くんは、あの日からずっと…
あたしのことを、好きでいてくれたの…?
こんな、あたしのことを…。
そっと、右手を包まれる。
「俺は美月ちゃんの幸せを願ってる。
美月ちゃんが笑顔なら、それでいいよ。
でも、そんなに辛そうな顔をしてるなら…諦められない」