Little Love



「本当はしたいよ?
 でも美月が決めたことなんだろ?
 なら俺は反対しない。
 ずっと…待ってるよ」


ふわりと微笑んだ惟月。

どうして惟月は…そんなに真っ直ぐなの?

何でそんなに強いの?

あたしは…不安で不安で、仕方ないよ…っ。


「あたしはっ…!
 惟月を成宮さんに取られそうで、怖かった…!」

「美月…?」

「あたしは何も出来ないし…っ、妹だし!
 成宮さんには何にも勝てないから…!」

「待って、みつ…っ」

「2人でいるとこ見て、いっつも不安だった!」



< 172 / 198 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop