Little Love
だってずっと一緒にいたんだもん。
「中2のときから…ずっと?」
「うん…」
「…本気で好きなの?」
潤んだ目であたしを見つめてくる。
間違いって思いたいんだね。
でもね…本当なんだよ。
「うん、好き」
もう目を逸らさない。
だってこの気持ちに嘘はないから。
「そっか…わかった、じゃあ応援する」
「え…ほ、本当に?」
「うん、だって好きなら止められないじゃない」
いつも通りに笑う要ちゃん。
本当は…本当はね、拒絶されるのが怖かった。
仕方ない、って思って傷を軽くしようとしたの。
でも関係なかったね…。