Little Love



そう、いつも通りに笑った惟月。

もう一緒にいられないかもしれないのに…。

どうして、笑えるの…?

強く手を握ったまま1階に降りる。

おばさんは怒らなくても…パパとママは怒るよね?

不安なまま、リビングのドアを開いた。

―パーンッ!


「「「2人ともおめでとー!」」」

「…え?」


降ってきたのはクラッカーの中身。

どうして…え?


「な、なんで…!
 だってあたしたち、兄妹なのに…っ」

「「「「は?」」」」


ぽかーんとする4人の大人たち。

え…何この反応…え、あたしがおかしいの??



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