Little Love



叉牙くんがさっきみたいに真剣な顔してあたしを見る。


「俺は、本気で美月ちゃんのことが…好きなんだよ」

「え…」


叉牙くんが、あたしを??

うそでしょ…??


「うそだよね…?」

「うそじゃないよ。本気だよ」


あたしの目を見たまま話続ける。


「今まで女ウケ良かったからテキトーに遊んでたりしてた。
 別れるって時も泣こうが喚こうが何とも思わなかった。
 本当は、最初は…大臣 要を狙ってたんだよね。
 美人だし頭もいいし性格もいいから。
 それで近付いたんだ。



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