Little Love
いつもより早く出たのと、お兄ちゃんに追い付かれないように
早く走ったせいか、教室には誰もいない…。
「要ちゃん…まだ来てないんだ…」
いつもはあたしより早く来てる親友がいないせいなのか
わかんないけど、余計に涙が溢れてくる…。
「♪〜♪♪〜」
!
この鼻唄は…ッ!
扉を勢いよく開けて、その人に抱きつく。
「要ちゃあ〜ん!
どぉしよぉ〜〜〜!!」
何で泣いてるのかもわかんない!
「ぐすん…すん、すん…っ!
要ちゃん、何か言ってよぉ〜〜!
わぁーーーん!!」