Little Love
―コンコンッ
「美月、ちょっといい?」
「――!?」
ぇ、どうしよう…?!
寝たフリするべき?!それとも…
「…っ、いいよー」
もっとあなたの声が、聴きたい。
入ってきたお兄ちゃんはお風呂上がりで、ちょっとドキドキした。
「なぁに?」
「…篝と何かあった?」
「??…何もない、よ」
告白された、なんて言えない。
「本当に?」
「…っ」
見透かされる様な目で見られる。
やっぱり、お兄ちゃんにはウソ吐けない…。