Little Love



「要ちゃん!?」


くっつけていた顔を離して後ろを見ると、やっぱり要ちゃん!


「要ちゃあーん!
 どぉしよぉ〜〜!」

「何!?あいつに何かされたの?!」


要ちゃんの胸に飛び込むと、何かから守るようにぎゅっとされた。

何かって…何だろ?


「うぅん、ちがうの…あの人はいい人で…」


あ!お礼言ってない!

言わなきゃだよね!


「あの…!…?」


また振り返ってあの人の方を見ると、もう歩き出していた。

そのせいで、顔が見えない。



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