不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~
机に向かって宿題を。
だけど頭が空っぽ。
教科書の字を目は追ってるんだけど頭に入ってこない。
はぁ~
こんなんじゃ駄目だ。
何とか切り替えて
――
―
何とか終わらせ
初めてだ。
これくらいの宿題にこんな時間掛かるなんて。
あ~
頭がぼぉ~っとしてる。
コンコン!
ガチャッ!
「涼、まだ入らないの」
「ん、今入る」
「そう」
部屋を出ようと
「本当に大丈夫?」
お袋が心配そうに
「ん」
ありがたいけど話すつもりもないし、話すことでもない。
2人して下に降り
「冷蔵庫にゼリーが入ってるから」
「ん。母さんも寝てよ。親父もう休んでんだろ。母さん遅いと機嫌悪くなるから」
もう12時だもんな。
「フフ そうね。じゃあ先に休むから。おやすみなさい」
「おやすみ」
お袋が上に行き俺は風呂へ。