不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~
第15章 打ち上げ
「凛ちゃん、陽菜 お疲れさん。乾杯」
家に帰って
親父の音頭でみんな乾杯して
「たくさん食べてね」
お袋達が料理を運んで来て
「すごぉ~い」
片桐先輩と千葉先輩が目をパチクリ!
ま、確かに初めて来た人は吃驚するよな、この量は。
俺達一族?だけでも16人いるから食べる量は半端ない。
それに今日は先輩達もだから総勢20人
和室もリビングもぶち抜きだ。
親父達は和室で俺達はリビング
「凛ちゃん、千恵ちゃん、ち、千葉さん食べてね」
陽菜が千葉先輩にハニカミながら進めてる。
やっぱりイケメンにはあがるのか?コイツでも。
「ありがとう、陽菜ちゃん」
また先輩が爽やか100%の笑顔を見せるから陽菜は真っ赤。
それを見て先輩達が笑ってる。
悠が
「陽菜ちゃん俺は?」
「悠ちゃんは言わなくても食べるじゃない。私、悠ちゃんが遠慮してるの見たことないよ」
「陽菜ちゃん、相変わらず俺にはきつい」
「そんなことないもん」
悠と陽菜はいつもこんな風にじゃれあってる。