不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~
昼からも色んなアトラクションを楽しみ
いつの間にかもう夕方
「パレードどうする?」
千葉先輩が陽菜を見て俺に。
陽菜も俺を見ている。
陽菜としては見たいんだろうけど俺が反対したら駄目なことは分かってるから。
「陽菜、パレード見たいんだろ?」
「うん」
「帰るの遅くなるけど明日朝ちゃんと起きろよ」
「うん!お兄ちゃんありがとう」
いきなり抱きつかれた。
「お、おい陽菜」
コイツのスキンシップは過剰だ。
家ではいいけど外では…
ほら、先輩達が笑ってんじゃないか!
「じゃあパレード始まるまでまだ時間があるからお土産見に行か ない?」
片桐先輩の提案に
「うん。ママにお土産買わないと。 ね、お兄ちゃん」
「あ、あぁ」
親父から金もらった手前買わないとな。
みんなで土産物を売ってるショップに行って …
広すぎる。
ってか、女の子にはいいけど男には何となく居心地が
「陽菜、お前がいいと思うの選べ。俺には分からないし一緒に見てるのもうざいだろ」
「うん、そうだね。お兄ちゃんといたら忙しないから。見つけたら電話するね。凛ちゃん千恵ちゃん行こう」
千葉先輩も俺と同じようで
「じゃあ千恵、決めたら電話しろ」
「うん」
「藤倉、外行こう」
「はい」
2人ベンチに座りアイスコーヒーを飲みながら一服。