不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~
駅前で
「千葉先輩、片桐先輩、今日はありがとうございました」
「千葉さん、千恵ちゃん、今日は混ぜてくれてありがとう。あの …」
「うん?」
「陽菜ちゃん、どうしたの?」
陽菜が少し照れながら
「また一緒に遊んで下さい」
「ハハハ…あぁ」
「もちろんよ」
「ほ、ほんと?わぁ~ありがとう」
片桐先輩に抱き着いてるし。
本当に人懐っこい奴だな。
「じゃあ藤倉、水島を送ってくれよな」
「はい」
「いいよ。近いし」
「ダメダメ。凛も年頃の女の子なんだから。涼君、頼むわね」
片桐先輩が俺にウインク。
「はい。ちゃんと送りますから」
「千恵ちゃん大丈夫よ。私がついてるから」
陽菜が何故か偉そうに。
「フフフ…そうだね。じゃあ陽菜ちゃん頼むわね」
「うん」
先輩も笑いながら
「陽菜ちゃんがいるから安心だわ。千恵、千葉君また明日ね」
「じゃあね」
千葉先輩達と別れて3人歩き出した。