不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~



昼休み

弁当をさっさと食って屋上へ。

早く出てかないとまた女子軍団が来る。

前は昼飯食ってる時も側に来ていた。

さすがにそれには俺もキレて…

食ってる間は近寄らないが、食い終わったら寄って来る。

全く相手にしないのにいったい何なんだよ。

俺の周りに集まって関係なしに勝手にわけの分からん話しをべちゃべちゃしてる。

何を考えてんのかホントに分からん。

「よっ!涼」

「悠か」

「また逃げ出して来たのか?」

「お前もだろ」

「まぁな」

コイツも似たり寄ったり。 いつも囲まれてる。

ま、俺よりは愛想はいいから適当にしてるようだが。

本質的にはコイツもアイツ等には全く興味がない。



< 238 / 313 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop