不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~
「あ、涼兄 おかえり」
「おぅ 大」
「水族館楽しかったよ。涼兄も一緒だったらもっとよかったのに」
「そうだな」
俺について部屋へ
着替えてる間、ベッドに座って
「凛ちゃんってかっこいいよね」
へっ?
凛ちゃん?
「大、先輩を知ってんのか?」
「先輩?先輩って」
「あ、お前が言うところの凛…ちゃん」
「ううん。今日初めて会ったんだよ」
「初めて会って凛ちゃんか?」
「だって凛ちゃんがそう呼べって」
「ふ~ん」
何か面白くねえ。
コンコン!
ガチャッ!
「お兄ちゃん、大ちゃん、行くよ」
「は~い。涼兄、行こ」
「あ、あぁ」
階段を降りて 親父が
「行くぞ」
相変わらずせっかちだ。
親父が酒を飲みたいからかタクシー2台で焼肉屋へ
店には泉おばさんが来ていた。
「ママ~」
愛が抱き着いて。
店に入りお袋が泉おばさんに先輩を紹介して。
「陽菜ちゃんのピアノの発表会で聴かせて頂きました」
「あ、恥ずかしい。ありがとうございます」
ピアノの発表会?
「先輩、ピアノ弾くんですか?」
「クククク…「フフフ…」」