不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~



「凛ちゃん、悠、千恵ちゃん、千葉君、今日は本当にありがとうな。こんな時間まで付き合わせて」

「本当にありがとうね。みんな気をつけて帰ってね。悠ちゃん千葉君、凛ちゃんと千恵ちゃんをちゃんと送り届けてね」

「はい。じゃあ」

「陽菜ちゃん、また明日練習が終わったら行くから。プリンがいいか?」

「わっ、悠ちゃんありがとう。じゃあプリン2つね」

「ハハハ…了解」

「フフフ…陽菜には悠ちゃんが一番のお薬ね」

「ハハハ…『フフフ…』」

俺達は笑っているけど親父は苦虫を潰したような顔。

相変わらず陽菜が大事大事なんだから。

そして…そんな親父を見て先輩も笑っている。

ん、少しは落ち着いたみたいでよかった。

本当なら俺が送って行きたいところだが今晩は陽菜も心配だ。

親父はまだ警察と陽菜の中学の先生に話しをしなければならないらしい。

先輩と陽菜のことを守る為にも…

マスコミ対策もあるようだし。



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