不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~
第4章 恭介&志織のデート 【志織side】



「いいのかしら、凛ちゃんに陽菜と愛ちゃんの子守を頼んじゃって」

「大丈夫だろ。陽菜と愛もそんなにベッタリ一緒にいなけりゃなんないおちびってわけじゃないし」

「……」

恭介さんは私にベッタリなような気がするんだけど。

「ん?」

私が顔を見ていたからか、怪訝な顔で

「どうかしたか?」

「フフフ…何でもないですよ。あまり遅くはなれないし、どうしましょうか?」

「そうだな、ちょっと買いたい物もあるし買い物してランチと いうコースは如何でしょうか、奥様?」

「フフフ…そうですね。陽菜の服も下見しときたいし。涼のアン ダーシャツを買っておかないと」

「フッ 涼は別として陽菜は自分で選ぶんだろ」

「近頃はお洒落になってきてるから。でも凛ちゃんの真似をした がるんですけど凛ちゃんはマニッシュだけど陽菜は」

「フェミニン系つうか可愛い系だからな」

「はい。だから凛ちゃんに一緒に見てもらってるんですけど」

「ククク…完全に凛ちゃんファンだからな」

「フフフ…本当に大好きですから」

「涼も苦労するな、妹がライバルだと」

「……」

恭介さんも気づいていたのね。



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