不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~
あっ!
「そうですよね、涼は俺様じゃないし、素直ないい子ですから」
「ん?お前…」
へっ?
な、何か機嫌を損ねたかしら私。
「お前…俺が俺様だって言ってるわけ?俺は素直ないい子じゃないわけ?」
「……」
「ん?どうなんだ?」
な、何で車の中でこんな話しをしなけりゃならないの?
「だって恭介さん…『いい子』って年じゃないし」
「……」
「素直でも」
「ん?俺ほど素直な奴はいないだろ。 お前の言う事をちゃんと聞いてやってるし」
あくまで素直だと言い張るけど…それも上から目線じゃない。
「ん?」
ニヤニヤ笑ってるし。
「恭介さんみたいな自信って?」
話しを変えよう。
「あ、それは絶対にお前を俺の物に出来るつう自信。俺に惚れさせる自信あったし」
「……」
その根拠のない自信は何処からくるんでしょうか?