不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~
第7章 うわさ



「おい、藤倉」

「ん?」

昼休み、弁当を食ってたらクラスの奴が顔を赤らめ興奮状態で

「お、お前に」

「何だよ?落ち着け」

「ろ、廊下に」

廊下?

誰か来てるのか?

そういやクラスの男子が廊下の方を見てる。

「お前を呼んでくれって」

「ん?」

誰だ?

「間近で見たらやっぱ綺麗だな」

な、何?

慌てて廊下に

「あ、藤倉君」

「せ、先輩」

「ごめんね、お弁当食べてるのに」

「あ、いや もう済んでます」

教室の窓からみんながこっちを見てる。

「せ、先輩、ちょっとこっち」

外野が煩いので少し離れた所へ



< 70 / 313 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop