不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~
第7章 うわさ
「おい、藤倉」
「ん?」
昼休み、弁当を食ってたらクラスの奴が顔を赤らめ興奮状態で
「お、お前に」
「何だよ?落ち着け」
「ろ、廊下に」
廊下?
誰か来てるのか?
そういやクラスの男子が廊下の方を見てる。
「お前を呼んでくれって」
「ん?」
誰だ?
「間近で見たらやっぱ綺麗だな」
な、何?
慌てて廊下に
「あ、藤倉君」
「せ、先輩」
「ごめんね、お弁当食べてるのに」
「あ、いや もう済んでます」
教室の窓からみんながこっちを見てる。
「せ、先輩、ちょっとこっち」
外野が煩いので少し離れた所へ